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Vtuber向け動画編集ソフト3選【AdobePremiere Filmora Aviutl】
こんにちは!
今回はVtuberが動画編集をする際に使用するソフトを紹介します!
Vtuber動画編集に必要な要素
動画を作る際に必要な要素は以下の3つになります。
- 映像・・・自分のモーションやゲームのプレイ動画
- 音声・・・BGMや効果音
- 文字・・・タイトルや解説
映像はOBSの録画機能を使用することができます。
▼OBSについてはこちら
音声はフリーのものを使用したり、外注で注文して用意しましょう。
作曲家がVtuber向けに作ったBGM楽曲もあります。
▼Vtuber向けBGMコンピ「#あれ俺」
文字はソフトごとにデフォルトで用意されています。
好きなフォントやしっくりするフォントが見つからない場合、無料もしくは有料で探します。
有料フォントを調べた際に値段設定に驚くことがあるかもしれません。
「もじに30000円!?」となるかもしれませんが、フォントは文字のデザインですなわちイラストと同様です。有名なVtuberと同じものを使用したい場合、有料のものが多くなるかもしれません。
ちなみにAdobeCCを登録している場合、多数のフォントが無料で使えます。
▼無料フォント紹介サイト
Vtuber動画で気を付けること
Vtuber動画を作る場合に意識するとよい点をまとめます。
統一感をもたせる
まず映像全般においてクオリティを上げたい場合、編集内容に統一性を持たせましょう。
タイトルのフォントを数種類用意したり、シーンチェンジやテロップは共有のものを使用しましょう。
動画尺を意識する
再生されやすい時間と広告収益に合わせた動画時間は比例しません。
しかし、Vtuberの場合は最初の数秒で目に留まれば終盤まで見てもらえる可能性が高まります。
飽きない内容づくりや最初のキャッチのシーンをしっかりしましょう。
間延びしないようスピード感を意識する
動画を録画しただけであれば発言と発言の合間の時間が空きすぎている場合があります。
テンポの良い映像を作る場合、都度カットしてテロップや効果音を加えていきましょう。
テロップはとても大事
映像と声だけでは物足りない動画になります。
スマホでも見やすい文字の大きさと表示時間、背景と邪魔をしない色でテロップを表示しましょう。
無料ソフト Aviutl の実力は?
対応OS | Windowsのみ |
金額 | 無料 |
Windowsユーザーが使用する無料の映像ソフトで知名度が高いのはAviutlです。
映像編集のみならず2Dモーショングラフィックスでの演出、やる気次第では3Dのモーショングラフィックスまで扱うことができます。
メリット
Aviutlのメリットはやはり無料で使用できるといった点になります。
Windows movie makerの様に無料で編集できるものもありますが、効果音をつけたり文字や映像効果を付与したい場合はAviutlなど他ソフトを使用する必要があります。
また、有志でのプラグインが多数存在します。
文字の登場方法を可愛く見せたり、カメラの反射光やレトロノイズなどダウンロードして拡張することができます。
モーショングラフィックスなどAfter Effectsのようなエフェクトも行えます。
ただ、プリセットで読み込むだけで使用できるAdobe製品Filmora製品と違い、Aviutlでは自分で一からイメージして作る必要があるため、CG映像を作る場合はお勧めできません。
デメリット
もちろんデメリットも存在します。
undo機能がないため、Ctrl+Zで作業を戻す(undo)ことはできても、戻しすぎた作業をやり直す(redo)ことができません。これは非常に不便です。
また、CPU依存の為書き出しの際には時間が恐ろしく掛かります。
AdobeなどGPUに負荷を分散する機能がありますが、Aviutlにはその機能がないため待機する時間が多くなるでしょう。
安定性が乏しいため、途中でフリーズしたりプロジェクトが開けなくなったり、エンコード中に落ちたりといった不具合もたまに発生します。
有料ソフトの様に基本テンプレートを使用してお手軽にといった使い方はできないですが、
このような映像であればAviutlのみで行うことができます。
- 努力次第でAdobe製品にも迫るほどの映像を作ることができる
- プリセットやエフェクトがデフォルトでは少なく、拡張していかなければできることは少ない
有料ソフト Filmora9 の実力は?
対応OS | Windows Mac |
金額 | 8,980 円(買い切り) |
Filmora9は動画編集ソフトの中では廉価な部類に入ります。
Filmora9とFilmoraProは別ソフトですが、今回はAviutlとAdobePremiereの中間のソフトとして紹介するため、FilmoraProの紹介は割愛します。
Aviutlだとちょっと扱い方がわからないけど、お金もそこまで用意できないといった場合の選択肢としておススメです。また、無料で一定期間触れるので試してみる価値はあるでしょう。
メリット
Adobe Premiereに比べると非常に安価でより直感的に操作をすることができ、高負荷な処理も少ないため安定性も高いです。
CG的エフェクトも多数用意されているため、激しい展開の映像を作る場合などには活用できます。
画面キャプチャとしての機能をもちいて配信にも活用することができます。
デメリット
AviutlやAdobe PremiereにできてFilmoraにできないことは案外多いです。
しかし、Youtubeの動画をつくる程度の編集の場合は必要十分でAviutlよりもスムーズに動画編集することができるでしょう。
Aviutlの様な拡張プラグインは無く、エフェクトパックといった用意されたものを使用するものがほとんどです。
- Aviutlよりもお手軽に操作ができ、突然落ちるといった不具合も少ない
- できることが限られているためMVは映像作品を極めたい場合には機能が不足している
有料ソフト Adobe Premiere を使う理由は?
対応OS | Windows Mac |
金額 Adobe Premiere単体 | 2,480円/月(年間プラン月額払い) |
金額 Adobe Creative Cloud製品 | 5,680円/月(年間プラン月額払い) |
Adobe Premiereは映像編集の業界標準のソフトです。
3Dモデリングの場合ではBlenderが業界標準の枠を掴んできていますが、映像編集においてはAdobe一強はまだまだ変わらないでしょう。
メリット
まず、Aviutlとの違いとして安定性が高いです。
とはいえシステム的に高負荷がかかるソフトであるため、同時にエフェクトや素材を大量に表示すれば不安定になってしまいますが、Aviutlの様に突然プロジェクトが開けないといった不具合や意図せず突然落ちるといった現象は少ないです。
Intel製のCPUに最適化されているため、AMD製のCPUでは落ちやすいとの話もありますが、メモリを増やせば解消されるといった比較も見かけました。
Adobe製品との連携が強く、illustratorやPhotoshop、After Effectのようなソフトとスムーズに連携することができます。
Q&Aが充実しているので不具合の解決方法が見つかりやすく、知恵袋など質問サイトで質問しても解決策を提示してもらえる可能性が高い点もオススメです。
デメリット
デメリットとしてはコストがかかる点が挙げられます。月額性の為年間3万円以上、AfterEffectと連携するなら年間6万円以上にもなります。学生であれば月1980円で契約できます。
買い切り版も存在していますが機能制限されているのでフル機能を使用したい場合はオススメできません。
- 本格的に映像編集をするならAdobe一択で、使いこなせばプロ同様の作品が作れる
- 動画編集ではそこまで多機能な必要がない場合はコスト面からみても不要
まとめ
もしVtuberとして動画編集するのであれば、時間とお金のコストパフォーマンスはFilmoraに軍配が上がります。
しかし、今後Vtuberとして様々な作品を作りたい場合やほかの人にプロジェクトデータを共有して作品を作りたい場合はAdobe Premiereを使うのがよいでしょう。
まずAviutlで動画編集をしてお金がたまったらAdobe Premiereを使用する選択肢や、Aviutlで動画編集のセンスを極めるといったこともステップアップとしては良いのではないでしょうか?