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Live2Dモデルを動かせるソフト・アプリを徹底比較!
こんにちは。
コロナが流行して以降、さらにVtuber需要が高まったおかげで、様々なトラッキングソフトがリリースされました。
Live2Dモデルを導入するならFacerig一択!という時代が変わりつつあります。
さて、今回はLive2Dモデルを動かせるソフト・アプリを比較しながらまとめていきたいと思います。
一応、今回紹介するソフト・アプリはすべて触ったことがあるものです。
今回は初めてLive2Dモデルを作った人にもわかりやすいように、それぞれのソフトが他のソフトと違う点をまとめていきたいと思います。
それぞれのソフトの詳しい解説に関しては個別にリンクを貼っておくので、それぞれリンク先で詳細をご確認ください。
PCソフトとスマホアプリ
Live2Dモデルを動かしたい!となった場合、まず選ぶべきなのはPCソフトで動かすかスマホアプリで動かすかの選択です。
個人で運営する場合、PCソフトが主流でしたが、最近は性能が高いスマホアプリも出てきています。
なので、まずはPCソフトとスマホアプリ、どちらが適しているのかをまとめていきたいと思います。
基本的にPCソフトがおすすめ
2020年7月現在だと、僕の意見としてはPCソフトのほうがおすすめです。
理由はいくつかありますが、キーボード操作やマウス操作が可能だからです。
これらによってLive2Dモデルの表情やポーズを変えたりできるので、現段階ではその点でPCの方が勝っていると思います。
ただ、これがスマホ画面上でできたりするのであれば、スマホでもいいかもしれません。
実際、後で紹介するVtubeStudioというアプリではスマホの画面で操作ができるようにアップデートされるそうです。
✨【Announcement】 The update for hotkeys/animations/expressions will be released next week!
✨【告知】 「キーバインド」 「モーション」 「表情」、来週リリース予定!#VTubeStudio for Windows/MacOS/Android/iOS pic.twitter.com/lt3sss7Zsm
— VTube Studio (@VTubeStudio) July 18, 2020
後は、OBSなどで画面を合成してゲーム配信などをやるにはスマホアプリだと厳しいと思うので、この点でもPCソフトの方が勝っていますね。
スマホでも、アプリゲームなら配信はできそうですが、PCゲームや任天堂・PS4などのゲームと繋げて配信することは難しいと思います。
これらのことを総合的に考えると、現段階だとPCソフトで動かすのがおすすめかと思います。
スマホはトラッキング精度が高い
ただiPhoneX以降のスマホの場合はPCソフトに比べて、トラッキング精度が高いです。
かなり滑らかにかつ正確にLive2Dモデルを動かすことができるので、トラッキング精度を高くしたいという人はスマホを使ってみるといいかもしれません。
また、舌の出し入れなどPCソフトではトラッキングできないパーツも、トラッキングによって動かすことができます。
もし、トラッキングを重視したい人はスマホアプリを使ってみてもいいかもしれません。
- 基本的にPCソフトがおすすめ
- トラッキング精度を求めるならiPhoneXでスマホアプリ
PCソフト
まずはLive2Dモデルを動かせるPCソフトをまとめていきます。
今回紹介するのは以下のソフトです。
- Facerig
- PrprLive
- 3tene
- Live2DViewerEX
それぞれ特徴をまとめていきたいと思います。
PCソフトを使うならWindowsを用意しよう!
今回紹介するソフトは3tene以外、Windowsのみの対応です(UnityはMacでも使えます)
なので、PCを使う場合はなるべくWindowsを用意したほうがいいでしょう。
Facerig
現在、Live2Dモデルを動かすのに最も使用されているのがFacerigです。
約1500円で使えるソフトで、トラッキング精度もそこそこ高く、Vtuber達に重宝されています。
以下のようなトラッキングソフトの基本的な機能は搭載されています。
- 背景変更
- 録画機能
- トラッキング調整機能
- 解像度・フレームレート調整
トラッキングだけでなく、キーやマウスや使った操作によって、表情や動作の切り替えを行ったり、用意したアニメーションを再生できます。
このFacerigは特に特徴的な機能はなく、使い勝手がいいバランスの取れたソフトといった感じですね。
一点あげるとするならば、マウス操作ができる点ですね。
こんな感じで、マウス操作により腕などを動かすことが可能になります。
導入難易度がやや高い
一点、デメリットとして導入難易度がやや高い点が挙げられます。
少し仕様が複雑な部分もあるので、最初手間取ってしまう可能性はあります。
ただ、昔からあるソフトなのでネットに情報がまとめっています。
何か問題が起きても、ネットで情報を調べればほとんどの場合は解決するでしょう。
Facerigの特徴まとめ
- 最大手のPCトラッキングソフト
- 基本的な機能を搭載
- 導入難易度がやや高い
Facerigの詳細や使い方を知りたい人は以下の記事を読んでみてください!
PrprLive
こちらのソフトは2020年にリリースされたPCソフトです。
このソフトの特徴は無料で使えるということ。
もしLive2D無料版でモデルを作れば、配信まで無料でできてしまいます。
有料版もありますが、無料版で十分使えるレベルです。
あとは特徴的な点として以下のようなものがあります。
- PCへの負担が少ない
- 光源を設定できる
- アクションキーを自由に設定可能
特にこのように光源を設定できるというのは他のない特徴ですので、光源を使いたい人はこのソフトを使ってみると良いかもしれませんね。
Facerigには搭載されていない機能があるソフトなので、この辺の機能がいい!と思った人は使ってみてもいいかもしれません。
目線のトラッキング精度がやや低い
無料版の場合、目線のトラッキング精度がFacerigなどと比べるとやや低い感じがします。
有料版も試してみましたが、目線が揺らいでしまったり、見ている方向が違ったりしてしまいます。
まだリリースしたてのソフトなので、これからの改善に期待したい!
PrprLiveの特徴まとめ
- 無料で使える
- 特徴的な機能が多数
- 目線のトラッキング精度が低め
PrprLiveの詳細や使い方を知りたい人は以下の記事を読んでみてください!
3tene
このソフトはメイン機能は3Dモデルを動かす機能ですが、Live2Dモデルも動かすことができます。
トラッキングソフトについている基本的な機能は付いています。
このソフトの最大のメリットはMacでも使えるという点です。
他のPCソフトはWindowsのみ対応なので、Macユーザーの人はこのソフト一択ということになります。
後はwebカメラではなく、iPhoneX(X以降も含む)と連動してモデルを動かすことが可能なのもポイントですね。
iPhoneXを使うとトラッキング精度が高くなるので、
キー操作ができない
このソフトはアクションキーが使えないので、表情やポーズを切り替えることは出来ません。
このあたりは表現を豊富にするための重要な機能だと、個人的には思うので、もしWindowsであればFacerigなどを使った方がいいと思います。
3teneの特徴まとめ
- Macでも使える
- iPhoneXと連動可能
- キー操作ができない
3teneの詳細や使い方を知りたい人は以下の記事を読んでみてください!
Live2DViewerEX
このソフトはデスクトップにLive2Dモデルを表示させることができるソフトです。
配信用というより、個人観賞用としての側面が強いソフトですね。
このソフトではエフェクト機能が豊富で、雨を降らせたり、雪を降らせたりと色々できます。
配信用ソフトとしては他のソフトに劣る
一応、フェイストラッキング機能などもありますが、精度はそこまで高くないので、配信用ソフトとしては微妙かもしれないです。
あくまで、個人的にデスクトップに表示させて楽しむためのソフトと考えた方がいいと思います。
Live2DViewerEXの特徴まとめ
- デスクトップにLive2Dモデルを表示できる
- エフェクトの種類が豊富
- 配信用ソフトとしては使いずらい
開発する人はUnity!
後はPCソフトではありませんが、UnityでLive2Dモデルを動かすこともできます。
基本的にはPCソフトでいいと思いますが、アプリ開発をしたり、3Dオブジェクトと一緒に撮影したりする場合はUnityなどが必要になります。
Unityはプログラミングの知識が必要になるケースが多いので、自分で開発できる人向けの選択肢ですね。
配信をやりたい人はPCソフトで十分かと思います。
Unityの特徴まとめ
- Live2Dモデルを使ってアプリ開発などしたい人におすすめ
スマホ
次はLive2Dアプリを動かせるスマホアプリを紹介していきたいと思います。
今回紹介するアプリは以下の2つです。
- VtubeStudio
- 2DR
iPhoneX以降のものを用意しよう!
スマホアプリでLive2Dモデルを動かす場合はiPhoneX以降のモノを用意しましょう。
先ほども少し触れましたが、iPhoneX以降のものにはARkitという機能によって、精度の高いトラッキングが可能になります。
一応、ARkit機能がないスマホでもLive2Dモデルが動くアプリもありますが、精度はそこまで高くありません。
もしスマホでLive2Dモデルを動かすのであれば、iPhoneX以降のiPhoneがおすすめです。
VtubeStudio
こちらのアプリは2020年以降にリリースされたアプリです。
ARkit機能が利用されているアプリで、トラッキング精度が高いのが特徴です。
使ってみた感じだと、特に目元や口元などのトラッキング精度が高く、顔のパーツの中で小さめのパーツもしっかりとトラッキングしてくれます。
また、PCソフトではできない舌の出し入れのトラッキングもできます!
この表現を使い方人は使ってみましょう。
PCとの連動も可能だが有料
このアプリはPCと連動させることができます。
つまり、iPhoneでトラッキングしたものをPCで移すことが可能ということですね。
また、WindowsもMacも対応しているので、どちらのPCを持っていても使用することができます。
しかし、こちらの機能を使用するには課金(2980円)をする必要があります。
VtubeStudioの特徴まとめ
- トラッキング精度が高い
- 舌の出し入れが可能
- PCとの連動には課金が必要
VtubeStudioの詳細や使い方を知りたい人は以下の記事を読んでみてください!
2DR
2DRはVtubeStudioと同じように、Live2Dモデルを動かせるアプリです。
このアプリの特徴は古いスマホでも動くことです。
iPhoneであればiPhoneSE以上で動き、AndroidならAndroid7以上(一応?)で動くらしいです(こちら未検証なので、実際に動くかはわかりません)
このように、古いスマホで動かすことができるのは2DRぐらいなので、これらのスマホを使いたい人は2DRがいいでしょう。
他にもVRM形式の3Dモデルも動かすことが可能です。
機能がやや少ない
色んな機器に対応させているためか、少し機能が少ないです。
機能面で見るのであれば、VtuberStudioの方がいいかもしれません。
2DRの特徴まとめ
- 色んなスマホに対応
- 機能がやや少ない
2DRの詳細や使い方を知りたい人は以下の記事を読んでみてください!
PCならFacerig、スマホならVtubeStudioがおすすめ
以上がLive2Dモデルが動かせるPCソフト・スマホアプリでした。
ザックリ、それぞれのソフト・アプリについてまとめると以下の様になります。
- どれを使ったらいいかわからない→Facerig
- 無料で始めたい→PrprLive
- Macで動かしたい→3tene
- 壁紙にLive2Dモデルを置きたい→Live2DviewerEX
- アプリ開発で使いたい→Unity
- トラッキング精度重視で始めたい→VtubeStudio
- 古いスマホで動かしたい→2DR
それぞれ、目的ごとでまとめるとこんな感じですかね~。
個人的にはPCソフトならFacerig、スマホアプリならVtubeStudioって感じですかね~。
PCソフトはPrprLiveも良いですが、やはりFacerigの方がノウハウも溜まっているので、今のところはFacerigです。
スマホアプリは今のところはVtubeStudio一択っぽいですが、現在開発中の「mocape」というアプリも良さそうですね。
はじめまして! 本日から新しいLive2Dアバターアプリ「mocape」の情報をお知らせしていきます。リリースはちょっと先ですが、みなさんにお見せできる情報をどんどん公開していきますので、是非ご覧頂ければ幸いです。 #mocape2d pic.twitter.com/AhISqWiNHe
— mocape (@mocape2d) April 24, 2020
今回の記事ですべての機能をまとめることは出来ないので、もし気になるソフト・アプリがあればそれぞれ詳細が書いてある記事を読んでみてください!
ソフトによって用意するファイルが異なる
ソフトによって用意するファイルが若干異なります。
大本のファイルは同じですが、表情やモーションを作る場合は用意するファイルが異なるので、これらを知りたい人はそれぞれの詳細ページで必要ファイルを記述しているので、参考にしてみてください!
Live2Dモデルを用意しよう!
もしまだLive2Dモデルを作っていない人は、自分で作るか他の人に依頼しましょう。
Live2Dモデルの作り方を知りたい人は以下の記事を参考に作ってみてください。
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