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【2021年】自作3DモデルVtuberの作り方・動かし方を徹底解説!

こんにちは!Vtuber作る人の(@obakasahara)カサハラです。
普段はVtuberを作っていまして、作ったモデルはテレビ番組でも使われたりしています。
前回告知し忘れましたが、テレビ朝日で本日深夜1時24分から放送の「ゲストは偉人さま!!」という番組で使用されるLive2Dモデル・アニメーションを制作させていただきました。偉人の掛け合いが面白い番組なんで、ぜひ。#Live2D#テレビ朝日 https://t.co/igfhEMxG5h
— Vtuberの解剖学者🛠️ (@obakasahara) 2019年6月2日
今まで、個人・企業問わず2D・3DのVtuberを数多く制作してきました。
最近はテレビでも「Vtuber」というワードをよく耳にしますね。
Vtuberとはバーチャルユーチューバーのことで、バーチャルキャラクターを人間とリンクさせて動かすユーチューバーのことです。
1番有名なVtuberはキズナアイ ですね!
この動画を見てもらえればわかりますが、凄まじい精度ですよね!
ここで誰もが思う疑問。
「どうやって動かしてんの?」
僕もこれは最初に疑問でした。
実はVtuberといっても、その作り方、動かし方は様々です。
そんなVtuberに関して、今回は自作3DVtuberの作り方、動かし方に絞って説明していきます!
2DでVtuberを作りたい!動かしたい!という人はこちらの記事を参考にしてみてください。

自作3DキャラのVtuber作り方
今回の記事ではオリジナルの3Dキャラを使ったVtuber制作について説明していきますが、3Dキャラに絞ったとしても作り方は多種多様です。
おそらく、これから説明していく作り方以外でも、実現できる作り方はあります。
今回説明していく作り方は多くの人が採用しているもの。
僕はこれらの作り方で作るのをおすすめします。(ネットで情報がたくさんあるので)
Vtuber作成の手順は大きく分けて、こんな感じです。
- 絵を書く
- 3Dキャラを作る
- キャラを動かす
- 撮影・動画制作
絵を書く
まずはイラストを書いてもらう必要があります。
3Dモデルの場合イラストなしでも作ることは出来ますが、イラストがあった方がデザインの方向性を先に決めやすいです。
まずは2Dのイラストを書いて、キャラの詳細を下書きすることのがおすすめです。
下書きはいろんな角度を用意しよう!
注意点としてこの下書きは正面の絵だけでなく、横から見た絵や後ろから見た絵を用意するべきです。
こんな感じですね。
これはこのイラストを3D化するときに、横から見た絵や後ろから見た絵がないと作るのが大変なので。
正面だけだと、立体的に作るのが大変ですよね。
もし外注するときは正面、横、後ろの絵を書いてもらうのがいいと思います。(最低、前と横があれば大丈夫です。)
外注するならココナラがおすすめ!
もし、イラストを外注するなら「ココナラ」がおすすめです。
Vtuber用のイラストを描いてくれる人が数多くいるので、好きな絵柄の方を選べると思います。
自分で描けない人はこういうサービスを利用しましょう!
【ココナラで依頼する】
他にもイラストに関して注意点がいくつかあるので、イラストを依頼しようとしている人は以下の記事を参考にしてください。

3Dキャラを作る
次にイラストを下絵にして、3Dキャラを作る方法を説明します。
イラストを描いたら、3Dモデルリングソフトに読み込んで、モデルを作っていきます。
今回は以下の2つのツールをご紹介していきます。
無料で多機能なツール「blender」
このツールは有志で作られているツールなので、「無料で使える」というのが1番の特徴ですね。
機能的も無料の割に、かなり充実しています。
モデリングの難しいところは細部にこだわってクオリティを上げることですが、実はソフト自体を使えるようになるにはそこまで時間はかかりません!
僕は全くの初心者でしたが、土日1日10時間ぐらいやったら、基本機能は使えるようになりました。
仕事しながらだと、2~3週間ぐらいで完成すると思います。
しかもBlenderを使っている人も多いので、何か使い方に困ったとしてもネットに情報がたくさんあります。
最初は使い方に慣れるのに苦労しますが、根気よく使っていけばある程度のクオリティのモノは作れると思います!
Blenderの学習方法に関しては以下の記事を参考にしてください。

超簡単にモデリングできる「Vroid」
簡単と言っても、Blenderを使いこなすにはそれなりの時間がかかります。
「時間がない」「簡単にモデルを作りたい」という人は「Vroid」というツールを使いましょう。
Vroidというツールはこのように絵を描く感覚でモデルを作れます。
人型以外のモデルは作れませんが、人型のVtuberを作りたいという人はVroidはかなりおすすめできます。
詳しくVroidについて知りたい人はこちら!

3Dキャラを動かす
3Dキャラを作ったら、次は動かす作業です。
3Dキャラを自分で動かしている人の事例もそこまで多くないので、ネット上にも情報が少ないです。
blenderを使えばキャラを作るまではスキルがあれば無料でできますが、ここから基本的に機材やソフトなどで費用がかかります。
またやり方も多種多様なので、どの方法でやるのかをまず最初にじっくり考える必要もありますね。
動かす方法は大きく分けると5種類
僕が調べた範囲では、自作3Dキャラを動かす方法は大きく分けると5種類あります。
- webカメラを使う方法
- iPhoneを使う方法
- realsenseを使う方法
- VRゴーグルを使う方法
- モーションキャプチャの機械を使う方法
①webカメラを使う方法
webカメラを使う方法があります。使いやすいソフトだと、「3tene」というソフトがありますね。

このソフトを使えば無料で、こんな感じで自作3Dモデルを動かすことが可能です。
他にもwebカメラを使う方法はありますが、基本的にこの方法はフェイストラッキングのみ可能です。
体を動かすモーションキャプチャーは他の機材やソフトを用意する必要があります。
なので、全身の表現をしたい人はこの方法は向いてないかもしれません。
この方法の利点は超簡単に動かせることです。
ソフトをインストールして、キャラをインポートすれば動かせることができます。
PC苦手な人はこの方法がおすすめです。
他にフェイストラッキングの方法について知りたい人はこちら!

- フェイストラッキング向きの方法
- モーションキャプチャーは基本的にできない
- 全身の表現には向かない
- PC苦手な人向けの動かし方
パソコンにカメラが付いていない人は、以下のようなwebカメラを買いましょう。
Vtuberを始めるのにおすすめのwebカメラは以下の記事で解説しています。

有名どころだと、このカメラとかは人気だと思います!
②iPhoneを使う方法
iPhoneX以降のiPhoneにはトラッキング機能が搭載されているので、iPhoneを使って3Dモデルを動かすことも可能です。
先ほど紹介した「3tene」ではiPhoneと連携することで、フェイストラッキングをすることも可能です。
また、「ミチコンPlus」というアプリでは全身をトラッキングしてくれます。

iPhoneはwebカメラよりもトラッキング精度が高いのが特徴です。
顔だけを動かしたいのであれば、iPhoneを購入した方が表情をきちんとトラッキングできます。
③Realsenseを使う方法
全体を動かすのに、1番安価な方法は「Realsense」を使う方法です。
realsenseとはモーションキャプチャ用のカメラです。
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値段は新品で3万ぐらいですね。
このカメラを使えば3Dキャラの全身を動かすことができます。
コチラも3teneと連携させれば、比較的簡単に導入が可能でしょう。
ただRealsense単体で、表情を変えることは難しいです。
表情を変化させるにはキーボードなどで変化させるとかも考えられますが、個人的には他の手段をとった方がいいかと思います。
- 全身のトラッキングが可能
- 価格はは約3万
- 表情変化は難しい
④VRゴーグルを使う方法
VRゴーグルを使って3Dキャラを動かす方法もあります。
有名Vtuberの「のじゃろりおじさん」はVRゴーグルを使って動かしているらしいです。
VRゴーグルとコントローラーを買えば、動かすことが可能です。
VRゴーグルでVtuberをやる人は、「HTCVIVE」を使っている人が多い印象です。
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HTCVIVEは結構人気で、よく売り切れるので買えるときに買った方がいいと思います。
「のじゃろりおじさん」の動画を見てもらえればわかりますが、VRセットを使う方法は表情のトラッキングは基本的にできないので、注意しておきましょう。
表情を作りたい人はトラッキングではなく、表情を数パターン用意して、状況に応じて手動で表情を操作することになると思います!
メリットは対応している¥ソフトが多いので、選択肢が多いことですかね。
VRゴーグルは費用でいえばおそらく5~15万円ぐらいかかると思います。
VRはUnityで動かす方法か他のツール・機材と組み合わせて動かす方法の2つの方法がありますね。
VRを使って動かす方法を詳しく知りたい人は以下の記事を参考にしてください!

- 表情のトラッキングはできない
- ボタンで表情を操作する
- 対応ソフトが多い
- 費用は5~10万円ぐらい
④モーションキャプチャ専用の機械を使う方法
基本的にさっき紹介した「キズナアイ」や「輝夜月」はおそらくモーションキャプチャ専用の機械を使ってキャラを動かしています。
この方法は全身モーションキャプチャができる「Perception Neuron」やカメラを複数使ってモーションキャプチャするなど、方法は様々です。
このレベルになると、かなり費用がかかるでしょう。
ちなみに「Perception Neuron」は約25万です。
他にも機材はいくつかありますが、数万円の機材も存在します。
メリットは精度の高いトラッキングができることです。
他のモーションキャプチャーが可能な機材について、知りたい人はこちら!

- 精度の高い全身トラッキングが可能
- 費用は数万〜数十万
- 精度の高いトラッキングが可能
動かす方法はたくさんある!
費用 | 難易度 | メリット | |
webカメラ | 無料〜(ソフトによって有料) | 簡単 | フェイストラッキングが可能 |
iPhone | 約5万(中古)~ | 簡単 | フェイストラッキングが可能 |
realsense | 約3万 | 難しい | 安価に全身を動かせる |
VR | 約5~15万 | 普通 | 対応ツールが多い |
モーションキャプチャー機材 | 数万~数十万 | 難しい | 精度の高いトラッキング |
今まで説明してきた通り、自作3Dキャラを動かす方法はたくさんあります。
僕としては「webカメラ」を使う方法か「VR」を使う方法がおすすめです。
webカメラの方法は費用を抑えられますし、簡単に動かすことが可能です。
VRを使う方法は全身の動きを再現するのに向いていますね。
以前はUnityで動かすのが主流だったのですが、最近では動かすためのツール・ソフトがたくさん出てきました。
ツール・ソフトを利用すれば、技術力がなくても簡単にモデルを動かすことができます。
今回紹介しきれなかったソフトは以下の記事で紹介しています!

撮影・動画制作
最後に動画撮影・動画制作です。
動画を作っていく作業は他のyoutuberと変わらないので、そこまで難しくはありません。
ソフトやUnity上で動かしたモデルを撮影して、動画素材を動画編集ソフトで編集するだけです。
合成をしたい人はOBSなどのソフトを使えば、簡単に合成もできます。
動画撮影の方法について詳しく知りたい人は以下の記事を参考にしてみてください。

結局全部でどれくらい費用がかかるの?
結局のところみなさんが知りたいのは「どれくらいお金かかるの?」ってことですよね?
先ほど説明しましたが、「どうやってキャラを動かすか」の部分で費用は全然違います。
費用 | |
webカメラ | 無料〜(ソフトによっては有料) |
realsense | 約4万円 |
VRセット | 数万円 |
モーションキャプチャ専用機器 | 数十万〜数百万 |
あとはもしモデル自体を外注する場合はイラスト・モデル制作費用を足す感じですね。
また、モデルを動かすためにはGPU・CPUのスペックが高いPCも必要になっていきます。
もし何もない状態から始めるとしたら、数十万以上はかかるので、それなりに資金が必要になりますね。
外注するとしたら…
モデル制作を外注するとしたらいくらぐらいかかるのでしょうか?
フルスクラッチ(完全オリジナル)の3Dキャラを外注する場合は数十万以上はかかってしまいます。
イラストを持っている場合は安くなったりするかもしれませんが、基本的に数十万以上はかかると思っておいた方がいいでしょう。
ただ、Vroidで制作するモデルの場合、もう少し安価に依頼が可能です。
こちらの方法だと、数万円~依頼が可能ですね。
ただ、Vroidだと服装や装飾に限界があるので、限られたデザインのみの制作となります。
制作可能かどうかは直接クリエイターさんに聞いてみましょう。
外注を考えている人は、以下からクリエイターさんを探してみましょう。
【ココナラに無料登録する】
キャラデザインから環境設定まで全てを外注することもできますが、これも数十万以上かかりますね。
引用:https://timeat.co.jp/vtuber/?gclid=Cj0KCQiAvqDiBRDAARIsADWh5Tdm_Rcfat2j81IIlSdvJR6jieKzJK9pAOqAuMUEDfYU2oPxss8xTTgaAnrhEALw_wcB
これは「TIMEAT」というVtuber制作会社のページですが、50万以上の費用がかかります。
まあ本気でVtuberになりたい人は外注してしまうのもありかもしれませんね。
外注する際の注意点を以下の記事にまとめているので、気になる人は参考にしてください。

さあ、Vtuberになろう!
正直僕もVtuber制作をやってみましたが、かなり大変でしたw
1人でやったわけではないですが、動かすまでにかなり労力を使いました…。
それぐらい大変ですが、動かせた時は感動しますよ!!!
興味ある人はぜひチャレンジしてみてください!
Vtuberには3Dキャラと2Dキャラの2種類ある!
実はVtuberといっても、3Dキャラを動かすモデルと2Dキャラを動かすモデルの2種類あります!
上で紹介したキズナアイは3Dキャラを動かしているモデルですね!
他にも「輝夜月」「ミライアカリ」など有名Vtuberは基本的に3Dモデルを使っています。
この3Dキャラを使ったVtuber作成は2Dキャラに比べて格段に難易度が上がります。
しかしその分 、より精度が高く顔の表情を表現ができたりします。
2Dでキャラを動かしているVtuberもたくさんいます。
有名どころだと「月ノ美兎」とかは2Dキャラですね。
2Dのキャラは比較的、簡単に作れちゃいます。
絵を書けば、動かすのはそこまで難しくありません。
3Dキャラと2Dキャラを比較するとこんな感じです。
3Dキャラ | 2Dキャラ | |
難易度 | 高い | 低い |
費用 | 高い(抑えることも可能) | 低い |
作業量 | 多い | 少ない |
表現の幅 | 広い | 狭い |
まあそれぞれ一長一短だと思います。
3Dキャラは難易度は高い分、3Dなので2Dより断然表現の幅は広がります。
2D・3Dそれぞれのメリット・デメリットは以下の記事にまとめたので、参考にしてみてください。

既存キャラか自作キャラか
また2D・3Dの違いもありますが、既存キャラを使うか自作キャラを使うかでも作り方は変わっていきます。
既存のキャラを使用すれば、かなり簡単にVtuberを作ることが可能です。
また費用もかなり抑えることができます。
既存のキャラを使って無料でVtuberをやりたいなら「Vカツ」というサービスがおすすめです。
Vカツではパーツをカスタマイズして、3DキャラのVtuberを制作することができます。
パーツの種類もかなり豊富で、数百種類あるらしいですね。
自由度は自作するよりも低いですが、オリジナルのVtuberを作ることは可能です。
VカツなどのツールはVtuber制作に時間をかけたくない人とか、できるだけ費用を抑えたい人におすすめです。
Vカツについて知りたい人はこちら!

既存キャラでもよくて、さらに費用を抑えたいという人は「パペ文字」というアプリを使えばVtuberになれます。
こちらは「iPhone X」が必要ですが、Vカツより費用を安くVtuberになれます。
Vtuberになれるアプリはたくさんあるので、他のアプリも知りたい人はこちらの記事を読みましょう!

Vtuber制作を承ります!
3Dモデルの制作依頼を受け付けております!
どんなモデルでも対応可能なので、ブログの「お問い合わせ」からかtwitter(@obakasahara)までご連絡ください!
僕の依頼実績と大体のお値段は以下の記事から見ることができます。
