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Vtuber始めるなら結局どっち?2Dモデルと3Dモデルのメリットを比較
現在ハンガリーにいます。こんにちは。
さて、今回は2Dモデルと3Dモデルのメリット・デメリットを比較していきたいと思います。
まあ僕は2D・3D両方とも依頼を受けて作っているのですが、たまに質問を受けます。
「始めるなら2D・3Dどっちがいいの?」
実際、この違いはVtuberを作ってみたり、活動してみたりしないとわからないものです。
僕はVtuberとして活動したことはちょっとしかないですが、どちらも制作しているので、それぞれメリット・デメリットはわかります。
ということで、今回はこの2つのモデルについて作り手の視点から比較していきたいと思います。
2Dモデルと3Dモデル
僕のクライアントさんでも、2Dモデルと3Dモデルの違いについて理解できてない人は少なくありません。
そんな人たちのためにそれぞれのモデルについて簡単に説明しますね。
2Dモデルとは?
2Dモデルとはイラストをそのまま加工して動かしているモデルのことを指します。
この動画に登場するVtuberは2Dモデルですね。
平面のイラストを加工することで、立体的に動いているように見せることができます。
平面のイラストを動かしているので、基本的に完全に横を向いたり、後ろを向いたりすることはできません。
3Dモデルとは?
3Dモデルとは専用のソフトでイラストを立体化させたモデルです。
有名なVtuberのほとんどは3Dモデルですね。
こちらのモデルは立体なので、横を向いたり、後ろを向いたりと前後左右撮影することが可能です。
決定的な違いは立体表現!
2Dモデルと3Dモデルの決定的な違いは立体表現でしょう。
横を向いたり、後ろを向いたりしたいのであれば基本的に3Dモデルを使用する必要があります。
2Dモデルはイラストなので、横を向くにも限界はあります。
それぞれのメリット・デメリット
さてここからそれぞれのメリット・デメリットをご紹介していきたいと思います。
2Dモデルのメリット
まずは2Dモデルのメリットから。
2Dモデルのメリットはざっとこんな感じですね。
- とりあえず動かすまでは簡単
- 費用があまりかからない
- PCスペックはある程度で大丈夫
とりあえず動かすまでは簡単
2Dモデルの場合、「Live2D」というソフトを使って加工する人がほとんどですが、このソフトは初心者でも簡単に使えます。
簡単な動き(目の開閉や口の開閉)などであれば、2,3日あれば習得できるとは思います。
ただ、そこからクオリティをあげるとなるとかなり時間はかかります。
特に横を向くなどの立体表現や髪揺れなどの物理演算は綺麗に動かせるまで、時間が必要ですね。
イラストさえ描けてしまえば、そこから簡単な動きまではすぐにできてしまうのが、2Dモデルのメリットでしょう。
Live2Dについて詳しく使い方などを知りたい人はこちらを参考にしてください。
費用があまりかからない
気になる費用ですが、2Dモデルはそこまで費用がかさみません。
イラストや加工を外注するとなるとそこそこ値段はしますが、自分で作るのであれば大丈夫です。
イラストなどを外注した時の相場を知りたい人はこちらから見れます。
まあ、そこそこのスペックのPCとwebカメラがあれば、数千円できちゃいます。
おそらく1番多い作り方は「Facerig+Live2D」ですが、この方法だと最安で数千円です。
この方法での作り方を知りたい人はこちら。
PCスペックはある程度で大丈夫
2Dの場合、PCスペックもある程度で大丈夫です。
PCスペックが足りないとPCを買わなければいけないので、大きな出費となります。
その点、2Dモデルはサクサク動くので、そこの心配はそこまでないと思います。
まあ心配な人はFacerigをインストールして、試しにモデルを動かしてみましょう。
動画撮影したい人はOBSを使って撮影してみるのもいいと思います。
一応、ソフトごとの推奨PCスペックは以下の記事にまとまっています。
2Dモデルのデメリット
次に2Dモデルのデメリットです。
デメリットはこんな感じです。
- 基本的に立体表現ができない
- 自由に腕や足を動かすのが難しい
基本的に立体表現ができない
先ほども言いましたが、2Dモデルは立体表現には向いていません。
ゲーム実況など常に前を向いている状態の動画であれば問題ないですが、横を向いたり自由に空間を動いたりする動画を作りたい場合は2Dモデルは向いていないでしょう。
自由に腕や足を動かすのは難しい
また2Dモデルは自由に腕や足を動かすのも難しいです。
例えば、クリックしたら右手を挙げるなどボタンやキー操作で腕や足を動かすことは簡単にできます。
しかし自分の手の動きと連動させるとなると、それなりの費用がかかりますし、難易度が上がります。
僕的に腕を動かすのだったら「Leapmotion」という機材を使う方法は悪くはないですが、こちらの機材は1万円弱の費用はかかります。
また腕を動かせるといっても立体表現はできないので、腕をひねったり、手のひらを返したりするのは難しいと思います。
自由に腕や手を動かしたいなら3Dモデルの方がいいかと。
3Dモデルのメリット
さて次は3Dモデルのメリットです。
3Dモデルのメリットはこんな感じです。
- 立体表現が可能
立体表現が可能
3Dモデルの最大のメリットは立体表現です。
この動画のように体をひねったり、腕を動かしたりと3Dモデルであれば立体表現が実現可能です。
僕が思うにこれが3Dモデルの唯一にして最大のメリットですね。
立体表現ができると、動画内でできることがかなり増えます。
またVR空間にも出現させることができるので、色んな空間で活動できます。
正直、立体表現をしないのであれば2Dモデルで僕はいいと思います。
3Dモデルのデメリット
3Dモデルのデメリットはこんな感じです。
- 作るのが難しい
- 費用がかなりかかる
- 自由に動かすには広い部屋が必要
作るのが難しい
3Dモデルは作るのが難しいです。
僕は2D・3Dどっちも作っているのでわかりますが、3Dの方が格段に難しいと思います。
3Dの場合、知っておかなければいけないことが多いですね。
2Dはクオリティを上げるのが難しいですが、3Dの場合そもそもちゃんと動かすまでが難しいです。
VroidやVカツなどのソフトを使えば作るのは比較的簡単ですが、これらのソフトでは完全オリジナルのモデルは作れません。
あとは動かすためにもUnityなども使わないといけないケースもあるので、個人でやるのは時間がかかります。
費用がかかる
また3Dモデルを作れても、そのモデルを自由に動かすためには機材が必要になります。
機材はたくさんありますが、高いものだと数十万ぐらいしますね。
安くする方法もありますが、それだと動きは制限されるので、それであれば2Dとほとんど変わらなくなってしまいます。
またPCスペックもかなりハイレベルのものが必要になります。
さらにモデルを外注するとなれば、2Dモデルよりも高い費用がかかるでしょう。
自由に動かすには広い部屋が必要
また、自由に空間内を動くとなると部屋もそれなりの広さが必要になります。
例えば「kinect」などのカメラを使って3Dモデルを動かすのであれば、カメラから距離をとって撮影する必要があります。
そうなると、ベットなどが置いてある7畳ほどの一人暮らし部屋だとおそらく厳しいです。
まずは2Dモデルから
2Dモデルと3Dモデルのメリット・デメリットをまとめるとこんな感じです。
費用 | 難易度 | 表現の幅 | |
2Dモデル | 安い | 低い | 狭い |
3Dモデル | 高い | 高い | 広い |
当然ですが、やり方によっては2Dモデルの方が費用がかかったり、3Dモデルの方が難易度低かったりはします。
上記の表は目安ですが、こんなまとめるとこんな感じですね。
あとは自分の環境やスキルと照らし合わせて考えてみましょ。
僕の意見としてはまずは2Dから始めてみるのが良いと思います。
2Dの方が始めやすいですし、2Dモデルから3Dに移行することもできます。
まず2Dで始めてみて、3Dにしたくなったら、その準備を始めるのが理想化と思います。
では、今回は以上です。
質問などがあれば、twitter(@obakasahara)までご連絡ください。
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2D・3Dモデルどちらも作れるので、気になる人はtwitterかブログの問い合わせからご相談ください。
僕の制作実績や大体のお値段はこちらからみれます。
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