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【Live2D】1つのパーツを4つ以上のパラメータに打ってはいけない理由
こんにちは。
さて、ほとんどの人がLive2Dを使ってこのようなポップアップを見たことがあると思います。
4つのパラメータに打つとこのポップアップが表示されます。
僕はLive2Dを始めた当初、いまいちこれのデメリットを理解できませんでした。
使っていくうちのこのデメリットを理解できました。
計算量に関しては企業などでゲーム開発する際に重要なのはなんとなくわかりますが、特に「編集作業量」というのがわかりずらいですよね。
これを理解してないとかなり作業効率が下がるので、今回はこれに関して解説していきます。
パラメータの数は形状の形の数
まず、パラメータの数とは形状の数です。
パラメータの数が増えるということは、モデルの形状の数も増えるということです。
例えば、1つのパラメータに3つの点を打つとします。
これを2つ用意して、1つのパーツに対応させると、3×3の9つの形状を作ることになります。
これは「顔のXY」や「目の動き」などで、よく使用される形ですね。
ここに同じようにもう1つのパラメータを用意して対応させると、3×3×3になり27もの形状を作らなければいけなくなります。
例えば、1つのパーツを顔のXYZに対応させたとします。
そうすると、一度XYの動きを完成させたとしても、さらにZのパラメータを動かしたときに動きがおかしくなります。
このように、対応するパラメータを増やせば増やすほど、対応する形状を整える必要があり、編集作業が大変になるということです。
パラメータ同士が干渉していない場合は例外
基本的には1つのパーツを3か4つ以上のパラメータに対応させない方がいいです。
しかし、例外もあります。
例えば、表情変化などお互いに干渉しないパラメータを並列して作っている場合は3,4つのパラメータに対応させても作業量は増えません。
例えば喜怒哀楽などは、それぞれの表情をそれぞれのパラメータに設定する場合が多いので、それぞれに対応させても大丈夫です。
簡単にいうと、笑顔の状態で怒った顔を表現することはないということです。
顔のXYなどは斜めの表現があり、お互いのパラメータが干渉しているので、あまり複数個のパラメータに対応させるのはよくないということですね。
これを理解するのは少し難しいですが、少し試してみると直感的に分かるようになるので、モデルを使ってどうなるのか試してみてください。
できるだけデフォーマで変形させる
例外があるとはいえ、1つのパーツを複数個のパラメータに対応させるのは好ましくないです。
基本的には4つ以上のパラメータを打つ必要がある場合は代わりにデフォーマを使って対応させましょう。
ただデフォーマは大まかな変形が向いているので、細かい動きは原画パーツ、大まかな動きはデフォーマに対応させるのがいいと思います。
作業効率を上げよう
今回の記事の内容は基本です。
正直、Live2Dをやっていけば感覚的に「この場合は4つでも大丈夫だな」とか「この場合は2つまでだな」とかわかってくると思います。
ただ最初のうちはわかんないと思うので、この記事でなんとなく把握しておいてくれればいいと思います。
他にLive2D上で作業効率を上げる方法を知りたい人はこちら!