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【Unity】メッシュの編集方法まとめ【ProBuilder】
こんにちは!Unityで3Dモデルを扱う時に、モデルの形状を自由に編集したくなったことはありませんか?
Unityの公式から提供されているProBuilderを使えばメッシュの変形や結合などを行うことができます。
本記事ではProbuilderを使ったメッシュの編集方法を解説します!
メッシュとは?
メッシュとはある形状を表すデータの集まりのことです
Unityで表示されている3Dモデルは全てメッシュを用いて表示されています。
このメッシュを変形させることでオブジェクトの見た目が変化します。
またメッシュにテクスチャやマテリアルを設定することで質感や見た目を変えることもできます。
このように3Dの世界においてメッシュは欠かせないものだと言えます。
ProBuilderでメッシュを編集してみよう
ProBuilderはUnityのエディタ上で3Dモデルを作成したり
メッシュを編集したりすることができるツールです。
Unity以外の3Dモデリングツールを使わずとも、Unity内で完結するのが便利です。
そんなProBuilderを使ったメッシュの編集方法を解説していきます。
ProBuiderをインストールする
ProBuiderはPackageManagerからインストールできます。
Window→PackageManagerを選択します。
Unity Registry内からProbuiderを検索しインストールしましょう。
オブジェクトの作成方法
ProbuiderはTools→Probuider→ProBuilder Windowから起動できます。
ProBuilderWindowを起動すると、このようにモデルを作成したり編集することができるツールバーが表示されます。
新しいオブジェクトを作成するには左上のNewShapeを使います。
ここではCubeを作ってみましょう。
下のように、NewShapeをクリックし、作りたい形状を選びます。
Cubeを選択しSceneビュー内でドラッグすることで自由に形状を作ることができます。
これがProbuiderでのオブジェクトの作り方の基本です。
メッシュの変形方法
作成したオブジェクトのメッシュを変形する方法を解説します。
オブジェクトのメッシュを変形させるには、Sceneビュー上部にあるアイコンから編集したいものを選択します。
一番左のアイコンではオブジェクトを選択して移動させることができますが、変形はできません。
左から2番目のアイコンでは、頂点を選択して変形させることができます。
下のように、オブジェクトの頂点を選択すると変形させることができる矢印が出てきます。
これを好きな方向に動かすことで、メッシュもそれに合わせて変形します。
左から3番目のアイコンでは、辺を選択して変形させることができます。
一番右のアイコンでは、面を選択して変形させることができます。
以上がメッシュの基本的な変形方法です。
メッシュの結合・削除
メッシュの結合・削除方法について解説します。
メッシュの結合
Probuiderを用いて下のような階段状のオブジェクトを作成しました。
ですがこれらのオブジェクトは現状3つの別々のオブジェクトとなっています。
位置を移動させようとすると下のように一個のCubeだけが動いてしまいます。
これを一つのメッシュにまとめてみましょう。
キーボードのCtrlキーを押しながらオブジェクトを選択していくと3つ同時に選択することができます。
3つを選択した状態でMergeObjectsをクリックしましょう。
すると選択したオブジェクトが結合され、一つのオブジェクトになりました。
結合されたオブジェクトはまとめて動かすことができます。
ヒエラルキー上でも一つのオブジェクトになっているのが確認できますね。
メッシュの削除
オブジェクトのメッシュの一部を削除することもできます。
ここではCubeの面の一部を削除してみましょう。
面を削除するにはまず、一番右のアイコンをクリックし削除したい面を選択します。
ツールバーの下の方までスクロールし、DeleteFacesをクリックしましょう。
これで選択したメッシュを削除することができました。
メッシュの分割方法
Probuilderではメッシュを分割することもできます。
ここではCubeの面を分割してみましょう。
一番右の面のアイコンを選択し、分割したい面をクリックします。
その状態でツールバーを下の方にスクロールします。
DetachFacesをクリックすると、オブジェクトから面が分割されます。
同様にして他の面も分割することができます。
メッシュコライダーとは
メッシュコライダーは、3Dモデルのメッシュから衝突判定に使うコライダーを生成するコンポーネントです。
通常のコライダーの設定方法については下の記事で解説しています。
メッシュコライダーを使えば複雑な形状のコライダーを生成することができ、非常に正確な衝突判定が実装できます。
ただその分負荷が重くなるので、メッシュコライダーをたくさん使いすぎないように注意が必要です。
メッシュコライダーの使い方
3Dモデルにメッシュコライダーを設定する手順を解説します。
3DモデルのインスペクターからAddComponentをクリックします。
meshで検索するとMeshColliderコンポーネントが出てくるので追加しましょう。
Convexにチェックを入れることで、メッシュコライダー同士の衝突判定が行われるようになります。
おすすめアセット
メッシュを削ることで軽量化できるアセット
MeshDeleterWithTexture beta
MeshDeleterWithTexture betaはFBXモデルのテクスチャの箇所を指定することで、メッシュの対応した箇所を削除できるEditor拡張です。
モデルの一部だけを削除して軽量化することができとても便利ですが、なんと無料で公開されています。
こちらを導入すればモデリングツールを使わずに、Unity上だけで完結するのも便利ですね。
Mesh Optimizer
Mesh Optimizerは、Unityアセットストアから無料で手に入る、ポリゴン数を削減してメッシュを軽量化するアセットです。
複雑な作りのモデルよりも丸みを帯びたものや直線的なモデルの方が、見栄えを変えずに上手く削減できるようです。
無料で手に入るのでモデルを軽量化する時にはぜひ試してみたいですね!
まとめ
以上、ProBuilderを使ったメッシュの編集方法について解説してきました!
本記事では以下のような方法を紹介しました。
- ProBuilderでオブジェクトを作成
- メッシュの変形
- メッシュの結合・分割
- メッシュの削除
- メッシュコライダーの設定方法
ですがここで紹介したProBuilderの機能はごく一部です。
ProBuilderを使いこなして3Dモデルを自在に作れるようになりたいですね!