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Vtuberが動かせるモーションキャプチャー用機材とソフトまとめ
こんにちは!
さて、今回はモーションキャプチャについて機材やソフトも合わせて詳しく解説していきます!
モーションキャプチャーとは?
まずモーションキャプチャーについて簡単に説明していきますね。
モーションキャプチャーとは体の動きをモデルに反映させる技術のことです。
この動画のように、モーションキャプチャーを行うことによって自分の動きをモデルに反映させることが可能になります。
モーションキャプチャーでVtuberを制作する場合、全身の動きをモデルに反映させることができるので、幅広い表現が可能になります。
「腕を上げる」や「足を曲げる」といった簡単な動作はコマンド操作でも可能ですが、精度の高い細やか動きをするのにはモーションキャプチャーが必要になります。
このモーションキャプチャーは特殊な機材を使って行うので、基本的に高い費用がかかります。
フェイストラッキングは別の機材・ソフトが必要
表情を動かすフェイストラッキングはモーションキャプチャーとは別のシステムです。
フェイストラッキングはwebカメラやスマホを使う必要があります。
Vtuberを動かしたい場合、モーションキャプチャーと合わせてフェイストラッキング用の機材・ソフトも必要となります。
フェイストラッキングはwebカメラとPCがあればできるので、値段はそこまでかからず、導入自体も難しくはありません。
コストを抑えたい人はフェイストラッキングのみで、まずはVtuberを始めてみるのもいいでしょう。
フェイストラッキングは必ず必要ではない
ただ、フェイストラッキングを使わない方法として、マウスやキーボードを利用して表情を変化させる方法もあります。
自由に動かすことは出来ませんが、これでも表情は変えられるので、この仕組みで動かしている人もいます。
モーションキャプチャー+フェイストラッキングをするとコストもかかるので、マウスやコントローラーで表情を変える方法もいいでしょう。
ハイスペックPCは必須
またモーションキャプチャーはデータ量が多いので、スペックの高いPCが必要になります。
普通のノートパソコンだと少しスペック不足かもしれません。
ゲーミングPCやデスクトップPCでないと動かすのに苦労する可能性が高いですね。
たとえ動かせても、カクカクしてしまう可能性があります。
どの機材を使用するかによって必要なPCのスペックは変わってくると思うので、使う機材を決めたら、必要なスペックを調べてみましょう。
モーションキャプチャーを使ってVtuberになる4つの方法
モーションキャプチャーを使ってVtuberになる方法は以下の4つです。
- Perception Neuronを使う方法
- Leap motionを使う方法
- VRを使う方法
- Kinectを使う方法
この4つの方法ですね。
他にも機材はありますが、メジャーな方法はこの4つかと思います。
以下では、機材と合わせて使えるソフトも紹介していきますね。
Perception Neuronを使う方法
「Perception Neuron」を使う方法はモーションキャプチャの機材の中では主流な機材です。
先ほど紹介した動画もこの機材を使用してモーションキャプチャーを行なっています。
全身のトラッキングを行う場合、価格は約25万円です。
他にも腕のみや上半身のみなど、モデルに反映させたい場所によってそれぞれ価格が異なります。
センサーが数十個ついた機材を体に装着することで、体の動きをモデルに反映させることができます。
この機材では全身のモーションキャプチャーが可能です。
他にもPerception Neuronと似たような機材がいくかありますが、この機材が1番有名だと思います。
Perception NeuronはWi-FiかUSBで接続可能ですが、有線の方がモデルとの動きの誤差が無くなります。
- 全身トラッキングだと約25万円
- Wi-FiかUSBで接続可能
Unityか3teneで動かす
ネットで調べるとUnityで動かしている人が多いですね。
実装が少し難しいらしいので、Unityでの開発が苦手な人は苦労する可能性があるので注意しましょう。
もし開発スキルがない場合、3teneというソフトでも動かすことが可能です。
3teneStudioは29800円~利用することが可能で、PerceptionNeuronを使うことができます。
他にも3teneにはフェイストラッキング機能も付いているので、もし自分で開発ができない人にはおすすめです。
Leap Motionを使う方法
「Leap motion」とは手の動きに特化したモーションキャプチャー用の機材です。
この機材では腕の動きをトラッキングすることが可能です。
注意点としてLeap motionでは全身のトラッキングはできないです。
腕の動きをVtuberに反映させて、他の動きはマウスやキー操作などのコマンド操作で動かしています。
VRがなくても使用することができ、価格は1万円前後なので、安価にモーションキャプチャーを実装できるのがポイントですね。
- 手の動きに特化した機材
- 全身のトラッキングはできない
- 1万円と安価
トラッキング範囲が意外と狭い
やっと手にいれた!!
今日は色々いじる。#Leapmotion pic.twitter.com/644Be46Kui— Vtuberの解剖学者🛠️ (@obakasahara) 2019年6月12日
Leapmotionを使ってみましたが、トラッキング範囲が意外と狭かったです。
Leapmotionから少し距離を取ってしまうとトラッキングが正常にできなくなります。
ただ、真正面またま真上であればかなりの精度で指と手を動かすことが可能なので、慣れれば結構自由度高く動かせると思います。
ソフトは3tene無料版がおすすめ!
Leapmotionは3teneの無料版でも使用することができます。
Leapmotionは机の上に置く方法と首にかける方法がありますが、3teneはどちらでも対応しています!
無料で使えるので、もしLeapmotionを購入したら試してみましょう!
VRを使う方法
個人でVtuberをやっている人はVRを使っている人も多いです。
VRを使用すれば、動画の様に全身のモーションキャプチャを行うことが可能です。
VRは対応ソフトが多いので、自分で開発する必要がなく、導入が簡単というメリットがあります。
また、10万円前後でHMDとコントローラーは購入可能なので、比較的安価に始められるのもメリットです。
- 全身のトラッキングが可能
- 対応ソフトが多い
- 価格は約10万円
VR機材はViveがおすすめ
モーションキャプチャーできるVR機器はいくつかあります。
調べた感じ1番多いのは「HTC Vive」ですかね。
Viveを購入したので、試してみましたが、きちんと全身が動きます。
さらにViveの場合はトラッカーを追加で付けることで、関節の動きをきちんとトラッキングすることも可能です。
ソフトはバーチャルモーションキャプチャが良い
VRが対応しているソフトはいくつかありますが、「バーチャルモーションキャプチャ」が導入しやすいです。
先ほどの動画もこのソフト上で動かして撮影しました。
こちらは無料で使えるソフトなので、まず試してみるといいかと思います。
VRに対応している他のソフトに関して知りたい人はこちら!
Kinectを使う方法
「Kinect」とは全身のトラッキングが可能なカメラのことです。
Kinectを使用すれば、全身のトラッキングを他の機材なしで実装することができます。
Kinectはアダプターも含めて約3万ぐらいなので、全身のモーションキャプチャーが1番安価に実装可能です。
動きの精度などはVRを使う場合と同じぐらいだと思います。
腕の動きや足の動きをトラッキングすることができますが、指の動きなどの細かいトラッキングはできません。
1番安価でモーションキャプチャーが可能なので、お金のない人にはおすすめです。
- カメラにより全身トラッキングが可能
- 指などの精度の高いトラッキングはできない
- 価格は約3万と安価
まとめ
まとめるとこんな感じになります。
価格 | 特徴 | |
Perception Neuron | 約25万 | 精度の高い全身トラッキング |
Leap motion | 約1万 | 指や腕の精度の高いトラッキング |
VR | 約10万 | 価格と精度がバランスが良い方法 |
Kinect | 約3万 | 1番安価にモーションキャプチャーが可能 |
それぞれの機材を組み合わせることが可能ですが、分類するとこうなりますね。
きちんとモーションキャプチャーを実装したい人はPerception Neuronがいいですね。
指の動きや関節周りの動きが精度高くトラッキングしてくれます。
安く済ませたい人「kinect」がいいかもしれません。あと上半身だけなら「Leapmotion」もいいですね。
VRを使用する方法は他の機材と柔軟に合わせやすいので、これに関して詳しく知りたい人はいろんな
組み合わせを調べてみるといいかもしれません。
ぜひこれを機会にモーションキャプチャーにチャレンジしてみましょう。
スマホで全身モーションキャプチャ
iOSにミチコンPLUSという、全身モーションキャプチャができるアプリがあります。
iPhoneXを除く、iPhoneXシリーズ 以上のiPhoneで使うことができます。
これはスマホのカメラで捉えた人の動きに合わせて、スマホ上のアバターが動きます。
踊ってみた動画などフェイストラッキングではできなかった、リアルタイムでの体の動きを反映できます。
細かい動きを完全再現するまではいきませんが、これからの進化に期待できるアプリであることは確かです。
紹介した機材には流石に劣りますが、無料でスマホでできるという点から最もモーションキャプチャを安価かつ導入しやすいやり方ではないでしょうか。
対応機種をお持ちの方は一度試してみるのはいかがでしょうか。
コチラで紹介しているので見てみてください!
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