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【Unity】テクスチャに関して起きる問題の対処法まとめ
![](https://cgbox.jp/wp-content/uploads/2023/09/VRoid-6.jpg)
こんにちは!コチラの記事では、テクスチャに関して起きる様々な問題についての対処法を紹介します。
テクスチャが反映されないときの対処法
テクスチャつきの FBX を Unity にインポートしたのにも関わらず、テクスチャが反映されないことがあります。
![](https://cgbox.jp/wp-content/uploads/2023/09/3.gif)
上の動画のようにテクスチャ(緑と黒)が反映されていないオブジェクトのみが表示されている場合には、
FBX の Inspector → Location を「 Use External Materials( Legacy )」に変更し、Apply をすることでテクスチャを反映することができました。
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設定したテクスチャが引き伸ばされてしまうときの対処法
このようにテクスチャが貼ってあるオブジェクトのサイズをそのまま変更すると、テクスチャはオブジェクトにあわせて引き伸ばされてしまいます。
![](https://cgbox.jp/wp-content/uploads/2023/09/1-8.gif)
設定したテクスチャが引き伸ばされてしまうときは、Tiling を設定することでテクスチャを繰り返し表示することができ、引き伸ばされるのを防ぐことができます。。
![](https://cgbox.jp/wp-content/uploads/2023/09/efde226ada1d5bb4e50fd5eb65a253fa.png)
今回は縦にタイリングしたいので、Tilling の Y の値に数値を入れて調整しました。
![](https://cgbox.jp/wp-content/uploads/2023/09/2-3.gif)
このように Tilling に数値を入れて設定することで、テクスチャが引き伸ばされず、繰り返すように設定することができます。
テクスチャが汚いときの対処法
テクスチャが Unity 上で汚くなってしまう場合には、テクスチャのサイズが小さくなってしまっていることが考えられます。
その場合には、汚くなってしまうテクスチャを選択し、Inspector → Default →「 Max Size 」を元の画像サイズにあわせて変更し、Apply をクリックしましょう。
![](https://cgbox.jp/wp-content/uploads/2023/09/8.gif)
元サイズに変更しても画像が汚いと感じる場合は、そもそもその元の画像自体が小さいので、その元画像を大きくして再度 Unity で読み込んでみてください。
Max Size は、そもそもそのテクスチャのサイズより大きくしても、そのテクスチャの元サイズより大きくなることはないので、元サイズに合わせて変更してください。
テクスチャがぼやけてしまうときの対処法
テクスチャがぼやけてしまうときには、テクスチャを選択し、Inspector → Advanced → Filter Mode →「 Point (no filter) 」に変更することで対処することができます。
詳しくは以下の記事の「読み込んだ画像がぼやけないようにするには?」という項目で解説していますので、ぜひあわせてご確認ください。
![](https://cgbox.jp/wp-content/uploads/2023/06/VRoid-1-300x169.png)
インポートしたテクスチャの色がおかしいときの対処法
インポートしたテクスチャの色味がおかしいときに考えられる原因・対処法を3つご紹介します。
- Texture Type の設定
- sRGB( Color Texture )のチェックが外れていないか
- Format の設定
Texture Type の設定
テクスチャの Inspector から Texture Type の設定を見直しましょう。
![](https://cgbox.jp/wp-content/uploads/2023/09/4.gif)
Texture Type の設定が「 Default 」になっているかを確認します。
「 Default 」になっていない場合は、Texture Type のドロップダウンから「 Default 」を選択し、Inspector の右下にある「 Apply 」をクリックします。
そうすることで、シーン上で肌色のように見えていた色味を元の色に戻すことができました。
sRGB( Color Texture )のチェックが外れていないか
テクスチャの Inspector からsRGB( Color Texture )のチェックが外れていないかを確認しましょう。
![](https://cgbox.jp/wp-content/uploads/2023/09/5.gif)
sRGB( Color Texture )のチェックが外れていた場合には、チェックを入れて Inspector 右下のApplyを押しましょう。
今回は元の色に比べ薄くなっていた色味が、元の色味に戻りました。
Format の設定
テクスチャの Inspector からFormat の設定を見直しましょう。
![](https://cgbox.jp/wp-content/uploads/2023/09/6.gif)
Format が「 Automatic 」になっているかどうかを確認します。
「 Automatic 」になっていなかった場合には、Format のドロップダウンから「 Automatic 」を選択し、Inspector 右下の Apply をクリックします。
元の色に比べ明るく薄く見えていた色味が、元の色味に戻りました。
テクスチャが崩れてしまうときの対処法
テクスチャが崩れてしまう場合、歪んでしまう場合の原因はほとんど UV にあります。
他ソフトからUnity にインポートした際にテクスチャが崩れてしまうのは、Unity 上で使われている UV と、他のソフト上で使われている UV が異なっていることが考えられます。
そのため意図した UV が Unity 上で使用されているかどうかを確認しましょう。
画面中央左側にある「 UV Layout 」を選択しましょう。
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上記の手順で UV を確認すると、どの UV が使われているか確認することができます。
複数パターン UV がある場合には、Unity 上で使われている UV が意図した UV なのかをここで確認しましょう。
![](https://cgbox.jp/wp-content/uploads/2023/09/7.gif)
UV は、Shader で別途設定しない限りは、「 Channel0 」に設定されている UV が使用されます。
そのため「 Channel0 」に意図した UV が設定されるように、他のソフト上で、不要な UV を削除するか、UV の順番を変更してください。
まとめ
- テクスチャが反映されないときは、FBX の Inspector → Location を「 Use External Materials( Legacy )」に変更し、Apply をすることで、テクスチャを反映することができる。
- 設定したテクスチャが引き延ばされてしまうときは、Tiling を設定することで対処することができる。
- テクスチャが汚くなってしまうときには、汚くなってしまうテクスチャを選択し、Inspector → Default →「 Max Size 」を変更し、Apply をクリックすることで対処することができる。
- テクスチャがぼやけてしまうときには、テクスチャを選択し、Inspector → Advanced → Filter Mode →「 Point (no filter) 」に変更することで対処することができる。
- テクスチャの色がおかしい時には、
- Texture Type の設定が「 Default 」になっているかを確認する。
- テクスチャの Inspector からsRGB( Color Texture )のチェックが外れていないかを確認する。
- Format が「 Automatic 」になっているかどうかを確認する。
- テクスチャが崩れてしまう場合には、意図した UV が Unity 上で使用されているかどうかを「 UV Layout 」で確認し、他のソフト上で UV を調整することで対処することができる。