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VRChatに必要なスペックとは?基礎知識とおすすめPCを解説

VRChatは仮想現実空間を表示するため、リアルなグラフィックスが求められます。
このため、高解像度のテクスチャやリアルな照明効果、滑らかなフレームレートを提供するために強力なグラフィックスカードが必要になります。
また、他のプレイヤーのアバターやオブジェクト、エフェクトなどを処理するためにプロセッサ(CPU)も重要な役割を果たします。
これらの個々の要素を理解することがより快適なVRChat体験になるため、当記事ではVRChatを利用する際に必要となるPCに関する知識をお伝えします。
VRChatのPCユーザーがまずは知っておくべきこと
VRChatがリリースされてからはや7年以上が経過しましたが、依然として最も有名なメタバース/ソーシャルVRプラットフォームの位置は不動のままです。

現在も多くの新規ユーザーを獲得しながら成長中のVRChatですが、実はそれが何かよく分からない、という初心者のために先ずは基礎知識を解説します。
VRChatとは何?
VRChatは、仮想現実(VR)とソーシャルネットワーキングを組み合わせたオンラインプラットフォームで、ユーザーは自分のアバターを作成し、仮想空間で他のユーザーと交流したり、ゲームやアクティビティを楽しんだりすることができます。
VRChatでは、様々な場所やワールドを訪れることができます。ユーザーはVRヘッドセットやパソコンの画面を通じて、仮想空間を探索し、他のプレイヤーと対話したり、友達を作ったり、新しいコンテンツを体験したりすることができます。

VRChatでは、アバターのカスタマイズや自作ワールドの作成も可能です。ユーザーは自分のアバターを自由にデザインし、ワールドを作成して他のユーザーと共有することができます。
そのため、バーチャルな環境で自己表現を楽しむことができます。
必要なスペック
また、お使いのマシンとVRChatのシステム要件が適合しているかどうかも重要なので、VRChatのシステム要件は必ず確認しておきましょう。
OS | Windows 8.1以降 |
CPU | Intel i5-4590 / AMD FX 8350以上 |
メモリ | 8GB RAM以上 – グラフィックスカード |
グラフィック | NVIDIA GeForce GTX 970 / AMD Radeon R9 290以上 |
DirectX | Version 11 |
ネットワーク | ブロードバンドインターネット接続 |
上記は最低要件ですが、できれば下記のスペックを満たしていることをお勧めします。
OS | Windows 10 |
CPU | Intel i5-4590 / AMD Ryzen 5 1500X以上 |
メモリ | 8GB RAM以上 |
グラフィックス | NVIDIA GeForce GTX 1060 / AMD Radeon RX 480以上 |
DirectX | Version 11 |
ネットワーク | ブロードバンドインターネット接続 |
これらの要件は、VRChatを快適にプレイするために推奨される基本的なスペックですが、VRヘッドセットを使用する場合は、それぞれのVRヘッドセットの要件も満たす必要があります。
MacでVRChatはいける?
VRChatはWindowsとMacの両方のオペレーティングシステムに対応しています。
ただし、MacでのVRChatの利用にはいくつかの要件があります。 以下は、MacでのVRChatの利用に推奨される要件です。
OS | macOS 10.13以降 |
CPU | Intel Core i5以上 |
グラフィックス | NVIDIA GeForce GTX 970 / AMD Radeon R9 290以上 |
メモリ | 8GB RAM以上 |
DirectX | Version 11 |
ネットワーク | ブロードバンドインターネット接続 |
ただし、MacでのVRChatの利用には注意点もあります。一部のMacモデルでは、グラフィックスカードやプロセッサの性能が推奨要件を満たしていない場合があります。
また、VRChatはVRヘッドセットを使用することもできますが、Macで利用する場合は、互換性のあるVRヘッドセットが必要です。
VR機器を使う際の必要要件は?
ちなみに、VRモードでVRChatを利用する際、そのための必要要件は使用するデバイスのタイプによって異なります。
以下に代表的なVRデバイスとしてHTC Viveの必要要件を説明し、かつデスクトップとVRデバイスでの利用時の要求される要件の違いについても説明します。
HTC ViveでVRChatを利用する場合
現在、市場で最もよく普及しているVR機器は圧倒的にHTC Viveですが、同機器を利用するために必要なスペックは以下になります。
OS | Windows 10 |
CPU | Intel i5-4590 / AMD FX 8350 またはそれ以上 |
RAM | 4GB またはそれ以上 |
グラフィック | NVIDIA GTX 970 / AMD R9 290 またはそれ以上 |
USBポート | USB 2.0ポートが必要 |
上記の要件はVRChatの必要要件とは別に、HTC Viveが必要とする要件ですので、もし同機器でVRChatを利用する場合は、HTC ViveとVRChatの必要要件の両方を満たしている必要があります。
VRChatを楽しむためには、VRデバイスとPCの性能が必要ですが、より高性能なハードウェアを持つPCを使用すると、より高品質なVR体験が得られます。
デスクトップモードの必要要件
デスクトップ版は外部機器を必要とせずに利用できるため比較的低コストで利用でき、VR環境が提供する体験の一部を楽しむことができます。
どちらを選ぶかは個人の予算と体験に対する好みに依存しますが、上記のVRChatの必要要件を満たすPCがあれば、ソフトウェアをダウンロードして利用できます。

VRChatは基本的にVRモードとデスクトップモードの両方に対応しているので、どちらを選ぶかは、個人の予算と体験に対する好みによります。
低スペックPCでVRChatをプレイすると?
ちなみに、上記の必要要件を満たさないPCでVRChatをプレイしようとすると、以下のような問題が発生する可能性があります。
- ゲームのフレームレートが低下し、スムーズなプレイ体験が崩れます。低いフレームレートは、動きがカクカクしたり、めまいや吐き気を引き起こす原因となることがあります。
- グラフィックスやビジュアルエフェクトが低解像度で表示されるか、一部の要素が無効化されることがあります。これは、ゲームの外観を損なう可能性があります。
- 大勢がログインしているワールドやアニメーションが用いられた重たいワールドにログインした際も、上記のようなバグが起き易くなります。
現在発売されているゲーミングPCのほぼ全てが上記の必要要件を満たしているので、VRChatをプレイする目的で購入するのであれば基本的にどのマシンでも動作すると考えて良いでしょう。
VRChatをPCで利用する際に必要な基礎知識を解説
VRChatは基本的にゲーミングPCでログインしますが、通常ゲーミングPCはグラボやCPUの性能などが大きく関わるため基礎知識を知ることが大事です。
以下では、簡単ですがVRChatをPCでログインする際に知っておくべき知識を解説するので、下記で説明するマシン選びの参考になれば幸いです。
グラフィックスカードの重要性
VRChatでは、グラフィックスカードは重要な役割を果たします。
VRChatは仮想現実空間を表示するため、リアルなグラフィックスが求められます。グラフィックスカードは、高解像度のテクスチャやリアルな照明効果、滑らかなフレームレートを提供するために必要です。

VRChatでは、多くのプレイヤーが同時に接続し、仮想空間で対話やアクティビティを行います。グラフィックスカードは、多くのアバターやオブジェクト、エフェクトを効率的に処理するために重要です。
高性能のグラフィックスカードを搭載することで、よりスムーズなパフォーマンスを実現し、ラグや遅延を最小限に抑えることができます。
プロセッサ(CPU)の役割と選択肢
また、プロセッサ(CPU)も快適なVRChat体験の際に重要な役割を果たします。
VRChatは多くのプレイヤーが同時に接続し、仮想空間で対話やアクティビティを行います。プロセッサは、他のプレイヤーのアバターやオブジェクト、エフェクトなどを処理するために重要です。

高性能なプロセッサを搭載することで、よりスムーズなパフォーマンスを実現し、ラグや遅延を最小限に抑えることが可能になり、より快適でスムーズなVR体験を楽しむことができます。
ただし、個々のシステムの要件や構成によってもパフォーマンスは異なるため、自分の利用環境に適したプロセッサを選ぶことが重要です。
メモリとストレージの選択
VRChatでは、多くのプレイヤーが同時に接続し、仮想空間で対話やアクティビティを行います。
メモリは、他のプレイヤーのアバターやオブジェクト、エフェクトなどの情報を一時的に保存するために重要です。より大容量のメモリを搭載することで、より多くの情報を同時に処理できるため、パフォーマンスの向上やラグの軽減につながります。

また、ユーザーがカスタムアバターやワールド、シーンを作成したり、ダウンロードしたりすることがあります。これらのデータはストレージに保存されます。
ストレージの速度や容量によって、データの読み込みや保存の速度が影響されます。高速なストレージを使用することで、よりスムーズなデータの読み込みや保存が可能となり、プレイ体験の向上に寄与します。
VRChatを快適にプレイするためのおすすめPC
ここまで、おもにVRChatをPCで利用する際の基礎知識を解説してきましたが、実際にVRChatをプレイできるPCは星の数ほどあります。
以下では、現在発売されているゲーミングPCの中から、VRChatを利用するにあたって適切なPCをご紹介しますので、参考にしてみてください。
DAIV FX-I7G60
インテルの13世代プロセッサーを搭載しており、AV1のハードウェアエンコードに対応したRTX 4060を搭載したクリエイター向けのデスクトップパソコンです。

非常に高性能なグラフィックボードを積んでいるので、VRChatであれば快適にプレイできます。
OS | Windows 11 Home 64ビットCPUインテル® |
CPU | Core™ i7-13700KF プロセッサーグラフィックス |
グラフィック | GeForce RTX™ 4060 |
メモリー | 32GB (16GB×2 / デュアルチャネル) |
ストレージ | 1TB (NVMe Gen4×4) |
価格 | 284,900円 |

OMEN 25L Desktop
こちらの機種に搭載された最新のマルチコアプロセッサーは、クリエイティブなアプリケーションや動画配信などの負荷の高い処理を実行します。

多くのゲーマーや専門家が使用しており、JEDECの規格を満たし、最高のパフォーマンスを提供するように設計およびテストされています。
OS | Windows 11 Home 64ビットCPUインテル® |
CPU | Core™ i7-13700KF プロセッサーグラフィックス |
グラフィック | GeForce RTX™ 4060 |
メモリー | 標準容量32GB (16GB×2 / デュアルチャネル) |
ストレージ | Western Digital WD_Black 1TB M.2 SSD(PCIe Gen 4×4 NVMe) |
価格 | 205,920円 |

iiyama SENSE-M0P5-R56X-RLX
こちらのマシンもグラボはRTX 4060を搭載しており、最新のOSと大容量のストレージを備えているのでVRChatが快適にプレイできます。

価格もハイスペックのゲーミングPCとしては低価格なので初心者の方にもおすすめです。
OS | Windows 11 Home [DSP版] |
CPU | Ryzen 5 5600X |
グラフィック | GeForce RTX 4060 8GB GDDR6 |
メモリー | 16GB(8GB×2) DDR4-3200 DIMM (PC4-25600) |
ストレージ | 500GB NVMe対応 M.2 SSD |
価格 | 148,800 円 |

まとめ
VRChatを利用する際にPCを選ぶ際には、強力なグラフィックスカードやプロセッサ(CPU)、十分なメモリ容量が必要です。
これらのポイントを考慮しながらPCを選ぶことで、VRChatを快適に楽しむことができます。また、VRChatの公式ウェブサイトやサポート情報を参照し、最新の要件や推奨仕様を確認することも重要です。
最後に、今回のまとめです。
- VRChatをPCで利用する際には気をつけるべき点がいくつかある。
- グラボやCPU、VR機器との互換性に応じて適したマシンを選ぼう。
- 現在では割と安価で販売されているゲーミングPCが数多くある。