VRChatのトラストランクについて徹底解説

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VRChatには、トラストレベルというランク付けシステムのようなものがあります。

このトラストレベルに応じて、アバターやワールドのアップロードなどの機能が制限されたり、セキュリティ機能の設定などの出来ることが異なってきます。

トラストレベルを上げる為にはとにかくVRChatで時間を過ごせばいい、と長い間考えられてきましたが、実はそうではないらしいことが最近では分かってきました。

そこで今回は、VRChatのトラストシステムについて解説すると共に、効率的にランクを上げるコツについてもお伝えします。
目次

VRChatのトラストシステムとは?

トラストシステムとは、端的に言うとVRChat内でユーザーの信用度を可視化するための仕組みです。

VRChatのトラストレベルには5つの段階があり、Visitor⇨New⇨User⇨Known⇨Trustedの順に上がっていきます。

それぞれのトラストレベルの属性は下記で説明しますが、具体的にどのような具体的にどのような条件でレベルが上がるのかは公表されていません。

そのため、確実にレベルを上げるための方法は不明ですが、一説ではフレンドの数を増やすことがランクを上げる一番の近道だと言われています。

自分のトラストレベルの確認方法

ちなみに、自分のトラストレベルを確認する際は、まずLaunch Padを開き、自分のアバターのサムネを押します。

もしLaunch Padに自分のアバターが表示されてない場合、インターフェイスの左上にある羽マークを押すと、サイドバーが伸びてアバターが表示されます。

するとプロフィール一覧が表示され、そこで自身のトラストレベルを確認できます。

ログインしているだけではレベルは上がらない?

VRChatに登録した時点では全員がVisitorレベルから始まりますが、この段階ではアバターやワールドのアップロードなどが出来ません。

長い間、VRChatに登録して数時間程度ログインしていれば自動的にVisitorからNewになると噂されていましたが、単にログインしているだけではレベルが上がりにくいようです。

フレンドを増やすことがランクを上げるコツ

結論を言うと、VisitorからNewになるためにはフレンドを最低一人は作らないといけないようです。

レベルが上がる条件が不明なので明確ではありませんが、少なくともフレンドがゼロの状態よりかはレベルが上がり易くなる筈です。

VRChatでフレンドを作ること自体は簡単で、どこか適当なワールドにログインして、その場にいる誰かにフレンドリクエストを送ってみましょう。

フレンドの増やし方やフレンドリクエストの送り方は下記記事で解説しています。

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大抵の場合(特に海外ユーザー)はリクエストを許可してくれるので、人見知りをせずに気軽に申請してみましょう。

もちろんフレンドを増やすと同時にVRChatで時間を過ごすのも大事ですが、要はレベル上げという目的よりも楽しむこと自体が大事ということですね!

有料オプションで1回だけレベルを上げられる

ですが、ユーザーの中には手っ取り早くNewになってアバターをアップロードしたい方もいると思います。

その場合、VRChatの有料オプションであるVRChat Plusに登録すると、契約時に一度だけトラストレベルが上がるという特典があります。

Visitorのまま契約すればその場でNewになるので、アバターやワールドをアップロードするための権利を買うと言い換えることもできます。

ちなみに、有料オプションはそのVRChatユーザーの現状の状態に対して適応されるので、既にNewの方が契約した場合はその上のUserになります。

VRChat Plusは月額制のサービスで、月に9.99ドル(訳1,340円)のサブスク料金がかかりますが、途中で契約解除してもトラストレベルはそのまま引き継がれます。

もしコンテンツのアップロードだけを目的に契約する場合であれば、レベルを上げるために1月だけ契約するというやり方もアリでしょう。

トラストレベルについて解説

では、それぞれのレベルの属性について詳しく見ていきましょう。

基本的にトラストレベルは上がるのみですが、迷惑行為を繰り返すとレベルが下がる場合や、もしくは下記で説明するNuisanceという迷惑ユーザーに格付けされてしまいます。

Nuisanceに設定されると非常に厳しい制限を設けられるので、ルールやマナーを守ってログインすることが大事です。

それぞれのレベルを属性ごとに解説

ちなみに、相手のトラストレベルを確認する方法ですが、Launch Padを開いた状態で相手を見るとネームプレートがその人のレベルを表す色で表示されます。

トラストレベルのそれぞれの属性と表示色は以下のようになります。

Visitor(グレー)

VRChatに登録すると全員がこのVisitorから始まります。

このレベルではアバターやワールドをアップロードできないのが特徴で、アバターはVRChat内のパブリックアバターやアバターワールド内のアバターしか使えません。

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New(ブルー)

VRChatを始めて、フレンドを作りながら数時間〜10数時間ログインしているとNewに上がります。

初心者はまずNewを目指すのがゴールですが、NewになるとUnityを用いてVRChat外部からアバターのアップロードが可能になります。

また、ワールドのアップロードもNewから可能になりますが、Newの段階ではそのワールドをパブリックに公開することができません。

アップロードしたワールドはフレンドであれば招待することが可能です。

User(グリーン)

NewになってからVRChatでアクティブでいるとやがてUserに格上げされます。

このレベルになると、アップロードしたワールドをパブリックに公開して誰でもそこにログインできるようになります。

VRChatユーザーが自由にコンテンツを投稿できる場所をCommunity Labsと言いますが、UserになるとこのCommunity Labsにワールドをアップロードできます。

条件として、ワールドは週に1つまでアップロードすることが可能で、そのワールドにしばらくログインしているとパブリックに公開され誰でもアクセスできるようになります。

Known(オレンジ)

VRChatのランクもKnownになってくるとヘビーユーザー感があります。

Known以降になると、ランクが上がることによって追加される特典は基本的にないですが、VRChatで使える機能はすべて利用可能です。

また、アバターに仕込んだパーティクルやサウンドなどのギミックを表示することも可能になります。

パーティクルを表示するとワールド内で目立ちますが、周囲にいるプレイヤーにPCユーザーがいるとその人のPCも処理負荷がかかるので、ほどほどにしましょう。

Trusted(パープル)

トラストレベルの最上段がTrustedで、ユーザーにもよりますが大体500時間前後のログインでこのレベルになる方もいます。

基本的に内容はKnownと同じで追加機能などはありませんが、VRChatユーザーにとっては一つのゴールにはなりますね。

特殊な属性について

ちなみに、VRChatには上記で述べた5つの属性とは異なる、特別な場合に適応される属性があります。

Friends(イエロー)

VRChatで誰かをフレンドに登録すると、そのユーザーの位置付けはFriendsとしてネームプレートが黄色で表示されます。

引用:https://vr-lifemagazine.com/vrchatplus/

フレンドとして登録したユーザーは基本的にパーティクルなどの相手の表現に制限がないため、もし悪意のあるユーザーを登録すると荒らし行為の原因になるかもしれません。

その場合、相手をブロックしたりミュートすれば済みますが、ゆえに知らない人からのフレンドリクエストが来た場合には少し注意する必要があります。

VRChatはオープンなコミュニティでセキュリティ対策がしっかりしているので神経質になる必要はありませんが、そうしたリスクを把握しておくことも大事です。

Nuisance(グレー)

上記でも述べましたが、迷惑行為を繰り返すとNuisanceというレベルになります。

Nuisanceになる条件は不明ですが、おそらく複数のユーザーからブロックやミュートをされると適用されると考えられます。

この属性になるとアバターが表示されないなどの厳しい制約が課されますが、よほど悪質なユーザーに対する対処の一環だとも言えます。

VRChat Team(レッド)

VRChatの運営に関わるメンバーがログインしている場合はネームプレートが赤色で表示されます。

このトラストレベルはUserに偽装できることもあり滅多に見かけませんが、一般のユーザーと同じく普通にフレンド登録したり話すことができます。

VRChat Teamのメンバーはブロックやミュートができないので、属性を偽装していてもその点で分かりますが、一般ユーザーは特に気にしなくていい部分でしょう。

シールドシステムについて

VRChatの強みの一つがその自由度の高さですが、それは反面荒らしや嫌がらせ行為の温床になりやすいことも意味します。

こうした迷惑行為を減らすためにVRChatが導入しているのがシールドシステムで、これはトラストレベル毎にセキュリティ制限を設けるというものです。

Visitor、New、Userとレベルに応じて相手のマイク音声だけをミュートしたり、相手のパーティクルだけをミュートにしたり、という具合に個人に最適化したセーフティ設定ができます。

シールドシステムの機能解説

具体的にシールドシステムで設定できる項目は以下の通りです。

  • ボイス:相手の音声をミュートします。
  • アバター:相手のアバターを丸ごとミュートします。ミュートしたアバターはミュート中を示すアバターが表示されます。
  • オーディオ:相手の音声以外のサウンドをミュート。
  • パーティクル:相手のパーティクルやレーザーなどのアニメーション効果をミュート。
  • シェーダー:PCの処理が重い時など、相手のシェーダー機能を標準化することで回復を図ります。

シールドを設定するには、まずLaunch Padを開き、Worlds、Avatars、Social、Groupsのいずれかを選びます。

すると、Launch Pad下に標示されているアイコン表示の数が増え、その中にセキュリティマークが表示されるので、そこから各ランクごとのシールドレベルを設定できます。

シールドレベルの種類

シールドシステムでは個人に応じた設定ができますが、設定項目が多すぎて何をどうしていいか分からない方もいると思います。

その場合シールドシステムのデフォルト設定を使うと簡単で、それぞれNoneからMaximumに至るまで内容の異なるセキュリティ設定をトラストレベル毎に適用できます。

枠内は許可の対象です
VisitorNewUserKnownTrusted
Maximum声、アバター声、アバター
Normal声、アバター声、アバター声、アバター、アニメーション声、アバター、アニメーション全て許可
None全て許可全て許可全て許可全て許可全て許可

つまり、VisitorのランクでシールドレベルをNormalに設定すると、相手の声とアバターだけが表示され、それ以外の要素、例えばパーティクルやサウンドなどはミュートされます。

ちなみに、シールドレベルには表内のランク以外にCustomがありますが、これは自分でセキュリティ制限を設定できます。

通常であればNormalにしておけば問題ないですが、VRChatはユーザーが多いので、本人に悪意がなくても迷惑行為に感じるような場面があるかもしれません。

例えば、あるユーザーのパーティクルが過剰すぎてPCが処理落ちする、声やサウンドが大き過ぎる人などはVRChatをやっていると時折出会います。

そうした時に的確に対処するためにも、こうしたシールドシステムに関する知識を知っておくとより快適なVRChatライフの手助けになります!

まとめ

VRChatのトラストレベルを上げるにはフレンドを増やすことに大きなカギがありそうです。

もちろんログインして色んなワールドを巡ることも大事ですが、VRChatでより多くの人と縁してより密度の高い時間を過ごすことが一番大事です。

最後に、今回のまとめです。

  • VRChatにはトラストシステムがある。
    • トラストレベルはユーザーの信用度を格付けするための指標。
    • トラストレベルは5段階ある。
    • レベルを上げないとアバターのアップロード等ができない。
    • 有料サービスでレベルを自動的に上げられる。
  • フレンドを増やすことがランクを上げるための秘訣。
  • シールドシステムで個人に応じたセキュリティ対策ができる。

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この記事を書いた人

主にAIやVR、メタバースなどのテクノロジー関連の翻訳・執筆をしています。

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