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【Blender2.9】ベイクがうまくいかない時の解決法!ベイクに困ったときのFAQ!

こんにちは!
今回はBlender2.9のベイクで起こりがちなトラブルの解消法を紹介します。
ベイクとは、光の当たり方や影の処理負荷を低減させるために処理結果を画像として焼き付ける作業のことで、法線(ノーマル)の影響やオブジェクト同士の干渉、ノードの設定など複数の項目が混在しているため、トラブルの解決に時間がかかることが多いです。
その場合の解決方法としていくつか例を挙げましたので、参考になれば幸いです。
どんな不具合が発生したのか
Blenderのベイクは使い勝手が良いとはいえず、
- どこにベイクされたのかわからない
- なぜそんな結果になったのかわからない
- 模様が変になる
など様々な壁が立ちふさがってきます。
しかし1つ1つ原因を特定してベイクと仲良くなっていきましょう!
ベイクのやり方についてはこちらで紹介しています、

効率化するアドオンもありますのでぜひチェックして見てください。

ベイクボタンがない?
Blender2.9段階では、「Cycle」レンダーにのみベイクが存在します。
デフォルトで「Eevee」レンダーを選択している場合はベイクが存在しないため注意しましょう。
ベイク結果が真っ黒になる
ベイク結果が真っ黒になった場合、大体は以下に原因があります。
- ノードに間違いがある
- オブジェクトが干渉している
- 出力先に間違いがある
などの可能性が挙げられます。
ノードに間違いがある
①メタリックを使用しているとベイク結果が真っ黒になることがあります。0に変更しておきましょう。

もしノードについて詳しくない場合でも、ノードラングラーを使うことで出力までのルーティングを自動的に行ってくれるので入れておくと簡単です。

オブジェクトに干渉してから光が当たらない状態になっている
別オブジェクトが干渉している場合、ベイクしたいオブジェクト以外をオフにしておきましょう。

人型の場合に特に多いのが、服や下着の影が身体に現れてしまうことが多くその結果として真っ黒になってしまうことがあります。
ハイドで隠しても影響は残ったままなので、ベイクの時のみ削除されたデータを用いるか、
別オブジェクト化してレンダリングをオフにしましょう。
ノードの接続方法とベイクの保存先に間違いがある
マテリアル出力に接続していないと真っ黒になってしまうので繋げておきましょう。
また保存先を選択した上でベイクの工程に進みます。
ベイク元を選択した上でベイクをすると上書きされてしまう危険性があるので気を付けてください。

ベイクの保存履歴に関しても保存先をDropboxにしておくことで自動バックアップができますので後述する項目のアプリケーションを活用してみましょう。
ベイク結果が変な模様になる
ベイク結果に変な模様が現れた場合、大体は以下に原因があります。
- オブジェクトが干渉している
- 法線や面の向きに間違いや不具合がある
変な模様になっている場合、ベイク自体は行えているということになります。
なので影が出来ているか、メッシュに不具合がある場合が多いです。
オブジェクトが干渉して光が当たらない状態になっている
別オブジェクトが干渉している場合、ベイクしたいオブジェクト以外をオフにしておきましょう。

法線の向きやオブジェクトのメッシュ構造がバグっている
3Dソフトはメッシュの他に法線といった「メッシュがどっちの方向に向いているのか」という設定ができ、何かしらで不具合が生じていると光の当たり方も不具合が生じる場合があります。
法線(ノーマル)の向きをリセットしましょう。

同じ場所にメッシュが複製されてしまっている
なにかしらの誤操作や不具合で重複したメッシュが存在しているとベイク結果に悪影響が出ます。
マージをして重複頂点を削除するか、ハイド(H)をすることで隣接したメッシュが無いか確認しましょう。
▼マージの方法はこちら

ベイク結果の表面が暗い印象になる
光の反射回数などが多く、光がうまく再現できていない場合があります。
ガラス表現の記事で押し出し回数やバウンス数について紹介しているので確認して見てください。

まとめ
ベイクは不可逆的な作業が多いため別名保存やDropboxで管理しつつ行いましょう。
不具合としては大まかには二つに分けらます。
- 真っ黒・・・ベイク方法やノードに間違いがある可能性が高い
- 変な模様がある・・・メッシュやオブジェクト構造に間違いがある可能性が高い
原因が不明な場合がほとんなのでベイクは難しいものとい意識がありますが
原因を一つ一つ突き詰めれば解決には近づくはずなのであきらめずに挑戦しましょう!
Blenderで「?」となったとき
Blenderは多機能すぎて、色々と詰まるポイントがあります。
「解決策が分からずに数時間潰した…」という経験はほとんどの人が通ってきた道だと思います。
当メディアではそんな人たちのために、各機能ごとでよくある詰まりポイントをまとめた「FAQ記事」を多くそろえております。
以下のリンク先にFAQ記事がまとまっているので、Blenderで何か困ったときにはぜひを参考にしてみてください。