【Blender3.4】FAQ:シュリンクラップが上手くできない場合の対処法!

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こんにちは!

今回は「シュリンクラップ」に関する問題の解決方法を紹介していきます。

慣れていないと想像通りにならないことが多々あるので、そんな時の対処法もしっかりと覚えておきましょう!

「シュリンクラップ」について詳しくは別記事でまとめているので、そちらも読んでみてください。

▼【シュリンクラップの使い方】はコチラ!

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目次

上手くいかない点

シュリンクラップでの困る点をいくつか挙げてみました。

  • 崩れる
  • おかしい
  • 消える
  • 適用できない

これらの解決方法を紹介していきます。

基本事項の確認

まずは設定など基本的なことを確認していきましょう。

ターゲットが正しく選択されているか、頂点グループを利用している場合はグループが正しく設定されているか確認しましょう。

当たり前だと思って意外と見逃している可能性はあります。

また「ラップ方法」「スナップモード」によってもかなり変化があるので、全て試してみましょう!

次は分割数とオブジェクト同士の距離感ですね。

例えば球面をターゲットとしている場合は、分割数がないと綺麗に面に沿ってシュリンクラップできません。

▼【細分化(分割)する方法まとめ】はコチラ!

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距離感については、シュリンクラップはターゲットの最も近い位置に移動させます。

変更するオブジェクトの各頂点を、指定されたメッシュのサーフェス上の最も近い位置に移動します(4つの方法のいずれかを使用)。

出典:Blender 3.4 Manual Shrinkwrap(シュリンクラップ)モディファイアー https://docs.blender.org/manual/ja/latest/modeling/modifiers/deform/shrinkwrap.html?highlight=%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%83%E3%83%97

できる範囲で元オブジェクトもしくは形状を変更して頂点を近接させるようにしましょう。

メッシュの問題

シュリンクラップを追加しているオブジェクト(以下「元のオブジェクト」とする)のメッシュに問題があるかもしれません。

まず「重複頂点」はないでしょうか。

今回に限らず色々な場面でエラーを起こす原因になります。

癖付けてなくすようにするとよいですね。

「マージ:距離で」を活用してなくしましょう。

▼「マージの使い方」はコチラ!

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ノーマル(法線)の方向

さまざまな場面で悪さをする「ノーマル(法線)の方向」もエラーの原因になります。

画像のように一部メッシュのノーマルが反転していると形状が崩れて上手くシュリンクラップができません。

未だ知らぬ間に反転していたりにするので、僕はどんな場面でも困ったら第一に確認しています。

他の機能でもエラーを起こすので、しっかりと対策しておきましょう。

▼【ノーマルの向きを揃えよう】はコチラ!

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スケール感

元オブジェクトとターゲットの大きさが違いすぎても上手くいかないことがあるようです。

これに関しては防ぎようがないので、他の方法を紹介します。

大きなオブジェクトにパーツ的に付けるのであれば、「スナップ」が楽チンです。

▼【スナップの使い方】はコチラ!

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メッシュの整理が大変ですが、「ブーリアン」で合成する方法も考えられます。

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適用できない

最後に今までとはエラーのジャンルが異なる「適用できない」について紹介していきます。

シュリンクラップが適用できない場合の対処法を紹介します。

これは「ノーマル(法線)の方向」と同様にシュリンクラップに限らず、他のモディファイアーでも同じような問題が発生します。

  • モディファイアーは複数で共有するデータには適用不可
  • シェイプキーのあるメッシュには適用不可

これらに関してはモディファイアーの解説記事にて紹介しているので、以下のリンクからご覧ください。

【モディファイアーが適用できない】

またモディファイアーは順番も重要です。

並び順の上から効果が追加されるので、適用する際にも上から順に適用していかないと多くの場合は理想とは異なる形状になります。

こちらも以下のリンクで紹介しているので、ご覧ください。

【順番の重要性】

シュリンクラップの拡張機能があるアドオン

最後にシュリンクラップ機能を強化したアドオンを紹介していきたいと思います。

Conform Object – ラティス変形機能を追加アップデート

こちらのアドオンではこのようにオブジェクトに別のオブジェクトをくっつけることができるアドオンです。

シュリンクラップでは上記のように綺麗にくっつけるのはかなり難しいです。このアドオンを使えば、一瞬で綺麗にくっつけることが可能です。

詳しくは以下の記事にまとめているので、参考にしてみてください。

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まとめ

ザっと上げてみましたが、解決しましたでしょうか?

シュリンクラップの原理が分かっていれば、解決できることが大半だと思います。

あとは「ラップ方法」と「スナップモード」を色々試すのがかなり重要です!

この他にもこんなことで困ったというのがあればぜひ教えて欲しいです。

また、解決しなかった方はぜひコメントしてください!返信します。

  • 基本的な設定の確認
  • 元オブジェクトは変形するだけの十分な頂点数
  • ターゲットとの距離感(違い方がよし!)
  • 重複頂点の有無
  • ノーマルの方向

Blenderで「?」となったとき

Blenderは多機能すぎて、色々と詰まるポイントがあります。

「解決策が分からずに数時間潰した…」という経験はほとんどの人が通ってきた道だと思います。

当メディアではそんな人たちのために、各機能ごとでよくある詰まりポイントをまとめた「FAQ記事」を多くそろえております。

以下のリンク先にFAQ記事がまとまっているので、Blenderで何か困ったときにはぜひを参考にしてみてください。

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